なにもこわいことはない

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なにもこわいことはない

 

とても久しぶりに映画館で映画を観ました。

いや〜映画館ってほんとにいいもんですね(笑)定期的に時間を作っていこうと思います。

いつも麻生.tvでお世話になってるアートセンターのスタッフさんが広報担当で携わってる映画というので、ずっと観たいなと思ってた映画で、地元の新百合ヶ丘で上映が始まったので最終日に観に行ってきました。「なにもこわいことはない」以下、私の個人的な感想を多少のネタバレも含んで書きたいと思います。

 

余白たっぷりの映画

ミニシアターに勤める恵理と夫の史也の何気ない日常をつづった淡々とした時間が流れる映画です。何か他人の家庭を覗き観ているような感覚の映画でした。それでいて退屈のしない不思議な感覚、あれはなんだったんだろうか、うまく言えないですが、一つ言えるのは余白がたっぷりの映画で観る側のイマジネーションに委ねる部分が非常に大きい映画だったので、観ながら全然違うことをたくさん考えてましたwスクリーンに映し出されている映像は氷山の一角で、その背景を妄想させてくれます。

主人公の恵理はごくごく普通の女性で、夫の史也とは仲は良いけど、ラブラブというよりは落ち着いた雰囲気の2人。子供を作らないで2人の生活を楽しんでいる。「生まれて来る誰かの父と母になるのではなく、一生をお互いの夫と妻であり続けよう」と。

テレビドラマで良くある、キラキラした恋愛物でもなく、ミステリー物のサプライズもないけど、誰しも日常ってこうだよねと思わせてくれる映画で、私は自分自身にとても重なって等身大で映画に入り込めた気がしました。普段から思いますが、毎日を普通に何事もなく暮らしていけるということが何よりも幸せなことなんだと思います。家に帰ると家族がいる幸せ。同僚と飲み屋にいって楽しく会話しながらお酒を酌み交わす幸せ。花ってきれいだなと思える幸せ、奥さんの手料理って美味しいなって感じる幸せ。日常には宝物がたくさん埋まっています。そのことを改めて気づかせてくれたなと見終わったあとに感じました。

そしてタイトルの「なにもこわいことはない」

私なりの解釈だから監督の伝えたかったことと全然違いますがそこはご容赦を。

恵理は劇中でとても常識では考えられない行いをします。でもそれを夫の史也が受け入れてくれると信じていたからできたんだなと思います。心から信頼できる人が一人でもいれば、「なにもこわいものはない」と僕は思います。ありふれた言葉ですが、世界中の全員が敵になっても味方になってくれる人が一人でもいれば強くなれる気がします。その人を守りたいと思うから。劇中ではそのお互いの存在が夫婦として描かれていましたが、やっぱり夫婦なんだろうなと思います。親子の感情とは少し違う感覚かなと感じました。血のつながりのある親子はそれはそれで特別な関係ですが、血はつながっていないけど何十年も添い遂げる夫婦ってもっと特別な存在なんじゃないのかなって。もちろん愛し合って結婚する訳ですが、夫婦としての時間の積み重ねで熟成される感情ってとても素敵なものなんじゃないでしょうか。まだ結婚10年にも満たない若造の意見なので、信憑性はありませんが、夫婦としての時間の積み重ねって、好きとか愛してるのきれいな部分だけではなくて、負の感情も共有して段々許しあっていくプロセスだと思います。これを繰り返すと、もう他の誰にも代え難い大切な存在にお互いがなっていくのかなと自分のおじいちゃんとおばあちゃんを見てると感じます。(←もちろん最初から唯一無二の存在には変わりないですけどねw)

まぁ、こんな妄想を繰り広げながら1時間50分間、映画を楽しませて頂きました。

アートセンターさんでの上映は1/31(金)で終了だったのですが、2/15(土)から渋谷のアップリンクさんでの上映が決定していますので宜しければぜひ。

 

フライヤーのキャッチで使われているフォントがかっこいい

フライヤー表
フライヤー裏

職業柄、映画のフライヤーとか観るの好きなので、今日ももらってきました。デザインもとても好みだったんですが、特に題字部分と裏のキャッチに使われているフォントが秀逸だなぁ〜と。なんてフォントかしら、欲しい(笑)

それでは最後に映画の予告編貼らせて頂きます
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