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昨日の「LINE Creators Market」に続けて、同時に発表されたもう一つの注目サービス「LINE ビジネスコネクト」についてご紹介します。

このサービスは簡潔に言うと、公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービスです。

なんのこっちゃという方のためにLINEさんが画像用意してます
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LINEビジネスコネクト

いやいやいやそれでも分からんだろwという方のために事例も用意してくれてます。
何て親切な(笑)

活用事例

まず、「ピザの注文」については、公式アカウントをフォローして、そちらのアカウントにピザのスタンプを送るだけで、注文できちゃうそうです。スタンプはおそらくメニュー分のスタンプが用意されていて、選んで送るんでしょうね?!間違えて押しちゃいそうだけど。。。ピザ屋さんの方で住所等はすでに分かっているので、お客さんのLINEアカウントと紐づけておけば届けられる仕組みですね。

「レンタルビデオの返却通知」については、レンタルしているビデオの返却日前日にLINEでお知らせが来る仕組みです。こちらも会員情報とLINEのアカウントが紐づいているので出来る仕組みですね。入会書を書く時にLINEのアカウントを書く欄が出来る日もそう遠くないかも。

最後の「タクシーの手配」はLINEから位置情報を送信してその場所に車を手配してくれるサービスです。知らない場所とかでタクシー呼ぶ時に困る場合あるので、便利かもしれませんね。

 

メルマガのサービスがなくなる?

メルマガのサービスも要するにE-mailやキャリアメールなどの既存のインフラを利用して各社の顧客DBを合わせて配信しているサービスです。お誕生日メールや記念日メールなど来店促進のツールを各メルマガのサービスがこぞって開発しています。

インフラとしてLINEの方がメールよりも優れている点は、相手が通知OFFにしなければプッシュ通知してくれることと、既読機能です。そしてLINEには先述の位置情報とスタンプもあります。あとは動画と写真も配信に適当なサイズに小さくしてくれるので、これも使い方によっては効果があると思います。

㈱MM総研が行った、スマートフォンユーザー向けに行った「IP電話、ソーシャルゲーム利用に関するユーザー調査」(2013年4月10日)によると、スマフォでの1日のメッセージ送信に使用するサービスの割合は、メールアプリ(LINE,facebookメッセージ,Skypeなど)29.9%、キャリアメール36%、ウェブメール34%となっています。
それをメールアプリ利用者に限定すると、メールアプリ46.2%、キャリアメール27.8%、ウェブメール26%となっていて、約1年前の調査時に比べてメールアプリ利用者が増えている現状ではキャリアメールよりもメールアプリを利用しているユーザーが多いと思います。実際私もそうですし、まわりの友人もそうです。

以上のような状況から、メールマガジンのサービスは多くがその特性をLINEビジネスコレクトを利用したサービスに凌駕されてしまうのではないでしょうか。

但し、ひとつ懸念としてあるのは、今現在若い世代では、友人とのLINEとのやり取りだけで、時間を使い果たし疲弊している傾向も見受けられます。既読機能のせいで、見てなかったり、見てるのに返信が無かったりすると、そこからイジメに発展するケースもあると聞いた事があります。

そんな中で、いろんなオフィシャルアカウントからメッセージがたくさん届くことになると余計に混乱を招きます。あくまでユーザーの立場にたって、ユーザーがその利便性に納得して使うようにプロモーションして欲しいなと思います。今現在やってるように、無料のスタンプで釣ってフォローさせるようなやり方を各企業がつづけると折角の良いサービスが失敗に終わりそうな気がします。

個人的にはどんなサービスが今後でてくるか楽しみも大きいので正式リリースが待ち遠しいです。