地域に密着・家庭的環境の異年齢保育「家庭的保育」

家庭的保育

先日、Gunocyの記事でこんな記事をみかけました。

リンク:保育所は、なぜ需要があるのに増えないのか?

待機児童の問題は、一向に解決しないのはそういう理由かという感想と、やっぱり子育てをしにくい国なんだなという感想です。

記事の中で「家庭的保育」という言葉を目にして、始めて聞いた言葉だったので少し調べてみました。

「NPO法人 家庭的保育全国連絡協議会」さんのページで概略が書いてあったので引用します。

家庭的保育は保育者の居宅、その他の場所で行われる小規模の異年齢保育です。2010年4月から児童福祉法上に位置づけられた保育事業として、保育所と連携しながら、ともに地域の子どもたちを守り育てる役割を担っています。
待機児童対策や人口減少地域での活用が期待されていますが、子育て家庭の多様なニーズに対応できる保育として、今後、家庭的保育が広がり、家庭的保育を実施する地方自治体、家庭的保育者、家庭的保育を利用する家庭が増えることが期待されています。

保育施設ではなく、保育者のお家で、実際の家庭と同じような環境で子供をみてもらえる保育形態で、主に0歳〜3歳未満の子供が対象になっています。

この制度は国の管轄ではなく、各自治体によって管理・運営されていて、各地域によって名称も統一されていないので、一般的には「保育ママ」などの名称で知られています。私の住んでいる川崎市でも、保育ママの制度があって下記のような条件で運営されています。

  1. 【居宅型】
    家庭保育福祉員の自宅で、3~5人のお子さんを保育します。
  2. 【共同型】
    2~3人の家庭保育福祉員が共同でマンション等を賃借し、それぞれ3人ずつお子さんを保育します。
  3. 【制度を利用できる対象者】
    家庭保育福祉員へ預けることができるお子さんは、(1)日中の保育に欠け、(2)市内に居住する(3)生後6週間(43日目)以上3歳未満の健康なお子さんです。
  4. 【保育する時間】
    原則として平日:8時30分から17時00分
    ※この時間を超えて時間外保育を希望する場合は、家庭保育福祉員とご相談ください。前後1時間ずつは、1時間300円で延長保育が利用できます。それ以上の延長保育の料金は家庭保育福祉員と相談になります。
  5. 【保育料】
    0円~50,100円(世帯の課税額によって異なります。)
    兄弟姉妹が認可保育園に通っていたり、家庭保育福祉員に預けている場合は、兄弟減免の制度があります。(保育料一覧PDF参照)
  6. 【連携保育所制度】
    家庭保育福祉員が受託児童を認可保育所に連れて行き交流をする等、保育所との連携を図る制度です。目的は、(1)保育に係る相談・質問に対して保育所が助言を行い、福祉員の質の向上を図る(2)福祉員が休暇を取るため(居宅型の場合のみ)に受託児童を連携保育所で預かる際の受入を、スムーズに行うことが挙げられます。
  7. 【保険の加入】
    家庭的保育者専用保険に加入しています。

リンク:川崎市「家庭保育福祉員(保育ママ)」

とても良い制度だなと思いますが、私の住んでいる多摩区ではわずか5ヶ所しかありません。人数にして20人まで。保育施設でさえ保育士が不足している現状で、もっと高い質を求められるこの制度は、保育ママの育成が難しいのだろうなと思います。

 

おうち保育園

おうち保育園

NPO法人フローレンスがプロデュースする「おうち保育園」は東京23区を中心に、家庭保育の制度を利用して、保育ママが複数名常駐している小中規模の保育所です。保育ママを組織的に集めて、グループを作る事によって供給側の体制づくりを上手く運営しているなと思います。

保育所は、マンションの空き部屋や空き一軒家、医院や事務所用途の物件など都心の空き物件をうまく利用して開設しています。また物件さえあれば場所を選ばないので待機児童問題が深刻な地域にピンポイントで開設し、待機児童が解消されれば閉所して元の物件の用途に戻すことが簡単にできる体制を整えているそうです。

こういった動きが他の地域でも活発に行われれば、待機児童問題にはとても有効な手段ではないかなと感じました。

あと、こういった施設と類似した施設として、小さいお子さんがいるお母さんたちが時間制とかで格安で借りることができるシェアスペースがあるといいなと思います。家でいいじゃんと思いますが、そこに行くと月齢の近い子供をもったお母さんに会える場所というのが必用だという考えです。

もし金銭面だけの問題で、働かなくても住むお母さんを一人でも多く作ることができるのであれば前述のシェアスペースを充実して、本来の自分の子供は自分の手で育てるという原則に立ち返って、なおかつ地域で子供を育てるという付加価値も加えることも出来ると思います。そこに昔ながらの手遊びを教えにくる高齢者の参画があっても面白いしなとか。

後半は妄想も入っていますが、こういった子育ての現状は今後もアンテナを高く貼って、情報お伝えしたいなと思います。

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